こんなお悩みを解決します。
前回、【ゴルフ・ルール】アンプレヤブルとは?わかりやすく解説。という記事を書きました。バンカー内でのアンプレヤブルについては文字数が多くなるので解説しませんでした。
今回は、バンカー内でのアンプレヤブルのルールについて図解を用いて解説しています。
また、わかりやすいように具体的な事例も紹介しています。
もちろん、2019年1月からの新ルールにも触れています。
結論からいいますと、バンカー内のアンプレヤブルには4つの選択肢があります。
初心者の方にもわかりやすく解説していますので安心してください。
本記事では、アンプレヤブルとは?といった基礎知識は省略しています。
▽基礎知識から知りたい方は、下記の記事をお読みください。

バンカー内でのアンプレヤブルとは?
文字通りバンカー内でアンプレヤブルすることです。
まずは、冒頭でお伝えした、4つの選択肢を確認しましょう!
バンカー内のアンプレヤブルにおける4つの選択肢
- 1罰打で、プレーヤーはストロークと距離の救済を受けることができる
- 1罰打で、プレーヤーはバンカー内で後方線上の救済を受けることができる
- 1罰打で、プレーヤーはバンカー内でラテラル救済を受けることができる
- 2罰打で、プレーヤーはホールと元の球の箇所を結ぶ後方線上を通る基準線に基づくバンカーの外で後方線上の救済を受けることができる
引用元:JGAゴルフ規則 プレーヤーズ版 2019年
上記、4つがバンカー内でのアンプレヤブルを宣言したときに選択できるルールとなります。それぞれ確認していきましょう!
①1罰打で、プレーヤーはストロークと距離の救済を受けることができる |
ストロークと距離の救済というのは、直前に打った場所から再びストロークするということです。
*通常のアンプレヤブルと処置の方法は同じなので詳しくは、【ゴルフ・ルール】アンプレヤブルとは?わかりやすく解説。の「アンプレヤブルの処置の方法」の項目をお読みください。 |
②1罰打で、プレーヤーはバンカー内で後方線上の救済を受けることができる |
ピンとボールを結んだ後方線上に基点を決め、基点から1クラブレングスの範囲で救済エリアを決めることができます。
少し離れて打てますよってことです。こちらはバンカー内なので注意です。 |
③1罰打で、プレーヤーはバンカー内でラテラル救済を受けることができる |
元のボールを基点として、基点から2クラブレングスの範囲で救済エリアを決めることができます。
元のボールを基点とするときは2クラブレングス使用できます。 |
④2罰打で、プレーヤーはホールと元の球の箇所を結ぶ後方線上を通る基準線に基づくバンカーの外で後方線上の救済を受けることができる |
④ピンとボールを結んだ後方線上に基点を決め、基点から1クラブレングスの範囲で救済エリアを決めることができる。簡単にいうと、②の処置をバンカー外で行なっているだけです。
罰打が増えるので注意が必要です。 |
▽下記の図がそれぞれの救済エリアの範囲となります。

ちなみに、④番のバンカー外に救済エリアを設定する方法は2019年1月からの新ルールなので、忘れずに覚えておきましょう!
実例を通して学ぼう!
【実例】
Par4でセカンドショット(2打目)を打ったが、グリーンに届かずバンカーに入ってしまった。バンカーにいったら、アゴ(バンカーの縁のこと)が高く出そうにもないのでアンプレヤブルを宣言した。
どんな処置が必要か確認していきましょう!
結論としては、先ほど覚えた4つ全てを選ぶことができます。
しかし、この場合はアゴが高く出られそうもないので、①番か④番が選択肢となるでしょう。
①番を選択した場合は、1罰打で直前に打った場所から再びプレーします。セカンドショットが2打目なので、2打目+1罰打となるため、次の打数は4打目となります。
④番を選択した場合は、2罰打を受け、「2罰打で、プレーヤーはホールと元の球の箇所を結ぶ後方線上を通る基準線に基づくバンカーの外で後方線上の救済を受けることができる。」のでバンカー外で救済エリアを決め、そこから次のショットを打ちます。セカンドショットが2打目なので、2打目+2罰打となるため、次の打数は5打目となります。
まとめ
- バンカーでのアンプレヤブルは4つの選択肢がある
- バンカー外から打つ場合は2罰打のペナルティが必要(2019年1月からの新ルール)
バンカー苦手な人は、新ルールを使用したほうがスコアアップにつながる可能性がありますね!
公式のルールとして認められているので、「ご自身が打てないなー」と思ったら遠慮せずに“アンプレヤブル”を宣言しましょう!
ルールブックを一冊も買ったことがない人は、ちょうどルール改定もされたところですので一冊は買っておくことをオススメします。

