作業療法士

【転職】作業療法士(OT)一年目で辞めたい|辛いなら辞めても大丈夫

作業療法士一年目で辞めたいと思うのは私だけ?
他の人は辞めたりしてないの?

 

こんなお悩みを解決します。

 

作業療法士になれたものの、想像していたよりも作業療法士が楽しくなく、やめたいなー。なんてこともあるかと思います。

僕も作業療法士を辞めようと、作業療法士ではない異業種へ挑戦したりもしました。

結果的には、作業療法士に戻りましたが実体験も含めお伝えできればと思います。

 

本記事に来てくれたあなたは、「作業療法士歴1年未満で作業療法士を辞めたいと思ってる」または「作業療法士を辞めたいと思うことがおかしいか悩んでいる」方だと思います。

 

作業療法士歴9年のぼくが転職できてるくらいだから可能性は無限大です!

 

結論から言いますと、作業療法士を辞めたいと思ったなら辞めて大丈夫ですよ。

 

終身雇用は崩壊していますし、1つのところにしがみつく必要性はないです。

 

本記事では、辞めたくなる理由や他の人はどうなのかということにも触れ、最終的に辞めたいと思った方には具体的に何をすれば良いのかをお伝えしています。

 

本記事の内容

  • 作業療法士(OT)を1年目で辞めていいのか
  • 作業療法士(OT)を一年目で辞めたくなる理由
  • 作業療法士(OT)を辞めたいけど辞められない理由
  • それでも作業療法士(OT)を辞めたい・転職したい
  • 作業療法士(OT)におすすめの転職エージェントはどこか

 

本記事を読めば、作業療法士を辞めたいあなたの人生決断の参考になりますよ。

 

では、確認していきましょう!

作業療法士(OT)を1年目で辞めていいのか

さっそく本題の「作業療法士を一年目で辞めていいのか」から解決していきましょう!

 

冒頭でも言いましたが、辞めて問題ないです。

 

根拠として厚生労働省のデータがあるので載せておきますね。

 

以下の図は、大学卒の人の3年以内の離職推移です。(作業療法士以外も含む)

新卒で3年以内に辞めている人の客観的指標の画像(作業療法士以外も含む)引用:厚生労働省 新規学卒就職者の学歴別就職後3年以内離職率の推移より一部引用、改変

 

一年目で辞めている人は、割合的には少なめですが辞めているのがわかると思います。

 

とは言っても、10人に1人は辞めているので、わりと多いのではないでしょうか。

 

2年目になるとおおよそ2倍の人が辞めていますね。

 

おそらく一年目の時に辞めていいのか、辞めない方がいいのか迷った結果2年目まで続けて辞めたパターンですね。

 

2年目になって結局辞めるくらいなら、今の決断を大事にして辞めてしまった方がいいでしょう。

 

作業療法士(OT)を一年目で辞めたくなる理由

一年目で辞めたくなる理由は、

  1. 作業療法士は続けたいけど今の職場を辞めたい
  2. 作業療法士を辞めたい

上記の2つに大きく分かれています。

 

この2つに大きく分かれるのですが、細かく分けていくと悩みが違うのでそれぞれ確認していきます。

 

1.作業療法士(OT)は続けたいけど今の職場を辞めたい場合

1つ目の作業療法士(OT)は続けたいけど今の職場を辞めたい場合は、

  • 職場の人間関係
  • 思っていた職場と違った

この2点ですね。

 

1-1.職場の人間関係

一年目の人間関係は、同期との関係やバイザーとの関係が大きく関わってくると思います。

 

グループ系の病院だと同期も多いので、合う人、合わない人が出てくるでしょう。

 

それよりもバイザーですね。これは選ぶことができないので、運命に頼るしかないです。

 

実際にぼくの後輩でバイザーが原因で辞めた人もいます。

 

高圧的なバイザー、頼りないバイザーなど辞めたくなる原因は様々です。

 

1-2.思っていた職場と違った

働いてみると思っていた職場と違うことがあります。

 

たとえば、

  • 回復期希望できたのに総合病院で勤務したがために急性期に配置される。
  • 急性期で働いてみたものの、ただ基本動作やほぼ介護の練習のような毎日になり作業療法士の役割を見出せなかった。

など、いろいろな理由があります。

 

職場見学はした方がいいですが深いところまでは見れません。

 

口コミを見るか、転職エージェントに登録して希望に合った職種を見つけてもらう方がこうしたギャップは生まれにくいです。

 

2.作業療法士(OT)を辞めたい場合

2つ目の作業療法士(OT)を辞めたい場合は、

  • ついていける自信がない
  • バイザーとの関係がうまくいかない
  • 作業療法士という仕事が無理

この3つが挙げられます。

 

ぼくも1年目の時は上記のようなことを毎日毎日抱いており、ストレスで押しつぶされそうでした。

 

幸いぼくの場合は同期がいて、毎日のように愚痴りあっていたのですが、それもだんだんと効果が薄くなって来ます。

 

同期といってもやはりバイザーが違うと差がついてくるんですよね。

 

自分のバイザーよりあいつのバイザーの方がいいなとか出て来ちゃうわけです。

 

2-1.ついていける自信がない

いざ臨床にでると頭が真っ白になります。

 

何をすればいいかわからなくなります。

 

でも患者は次から次にやってくる。

 

だんだん患者に申し訳なくなってきてしまい、出勤するのが嫌になります。

 

うまく治療ができなくてつらいのは仕方がないのですが、真面目すぎるとここで躓きます。

 

真面目な分、完璧にやろうとしすぎて余計な課題を自らに課してしまい、さらにつらくなり、辞めたくなります。

 

2-2.バイザーとの関係がうまくいかない

バイザーって新人の頃は患者のことを相談できる唯一の相手なんですよね。

 

そこで相談できるような関係性ができていないと結構しんどいです。

 

バイザーとの関係がうまくいかない原因は2つあります。

  • あなたが原因
  • バイザーが原因

2つです。

 

あなたが原因の場合

あなた自身に問題がある場合のことですね。

 

一年目の時に問われるのは、

  • 挨拶がきちんとできているか
  • 基本的な評価ができているか

です。

 

人の第一印象は3〜5秒で決まると言われているように、身だしなみと挨拶は社会人の基本です。

 

挨拶ができているかどうかで職場での人間関係は劇的に変わります。

 

実際にぼくも新人のときに挨拶したらわりと周囲の反応変わりましたよ。

 

基本的な評価に対しては、できない部分もあるともうのでバイザーに聞いたり、同期に聞いたりするしかないです。

 

まあ、要するに勉強不足な部分なので勉強するしかないです。

 

ぼくは、こちらも該当していたのでバイザーとのやり取りは結構しんどく何度も辞めたくなりました。

 

上記2つが心当たりがある人は、まだ改善の余地があるので職場を転職しなくてよかったり、作業療法士を辞めなくていい可能性があります。

 

基本評価については意外と慣れみたいなところがあるので、どの疾患の時にはこういう評価みたいなテンプレートを自分で作っておくと解決することもあります。

 

バイザーが原因の場合

訓練方法よりも、きちんと評価はできているかというマウントを取られます。

 

まあ、評価できていないと治療できないからとても大事なことなんですけれども、新人からしてみるとそんな時間ないんですよ。

 

明日には新しい患者が来て、評価と治療を同時進行しないといけない。

 

頭では評価が大事ってことはわかっていても、実習の時とは違ってお金をもらって治療をして結果を出さなければいけないので訓練方法に重きを置きたくなるんですよね。

 

完全に板挟み状態となり思考が停止します。

 

これね、あなたのせいじゃないよ。

 

どれくらい評価・治療できるかは新人によって様々だから、バイザーが新人の能力を評価しないといけないんですよ。

 

大きい病院とかだと、バイザーも経験年数若めが多いから新人の評価できていないことが多いいんです。

 

たくさんのことをできない新人に毎日不可解な課題を出してもしょうがないです。余計パニックになります。

 

評価は最低限やってもらって治療は少し手伝ってあげるとか、新人の休みの前日にできないところをピックアップしてあげて休みの日にやるように伝えてあげるとかいかようにもできるわけです。

 

参考までに、ぼくの新人の頃の体験談を載せておきますね。

新人だった頃、症例報告があったのですがバイザーに添削してもらいますよね。

その時、「帰りは無理だから朝提出して」って言われたんですよ。

でも、朝くるのめっちゃ遅いの。5分前くらいにくるから、到着してバタバタしてる時に持っていくしかないわけですよ。

持っていくと「今無理、後にして」という感じ。

昼に持っていけば「遅い」と言われるし散々でしたよ。

それを症例発表が終わる時まで繰り返すので胃に穴空きそうなくらいつらかったです。

 

3.作業療法士という仕事が無理

この感情を抱いたら、もう赤信号なので真剣に他業種への転職を考えた方がいいと思います。

 

これは仕方ない。色々考えた上での判断だと思うので誰もあなたを責めません。

 

「もったいないな」とか言われると思いますが、言われたことで決断を覆す方がもったいないです。

 

あなたの人生はあなたのものなのだから、あなたの決断に従いましょう!

 

あなたは、まだ若いので転職するならば早めの方がいいです。

 

第二新卒といって、採用されやすい状況なので作業療法士は楽しくないなって思ったら転職しましょう。

 

転職活動をして、やっぱり作業療法士がいいなと思っても若い分戻ってきやすいです。

 

ざっと実体験も含め理由を確認して来ましたが、同じ境遇の人ももっと酷いところもあると思います。

 

そして、作業療法士を辞めたい理由の他に、辞めたいけど辞められない理由がありますよね。

 

作業療法士(OT)を辞めたいけど辞められない理由

実際に辞める決心をしたけど、なんとなく後ろ髪を引かれるような辞められない理由があります。

  • 謎の3年しばり
  • 親への後ろめたさ

結構ここがネックです。

 

いざ、辞めようと思っても辞めきれない根本の部分はこの2つかなと思います。

 

謎の3年しばり

どこから来たのか知りませんが、「3年は働いてから泣き言を言え!」というような風潮がどこの会社にもあります。

おそらく、石の上にも3年ということわざが関係していると思いますが、今の時代3年も迷っていたら時代に乗り遅れますよって話です。

余談ですが、この3年というのは多くの月日を表すという意味で使われています。あなたの月日の感覚で1年が長いと感じているならば、1年働いて「辞めるか」「辞めないか」の判断をするのは問題ないと捉えることができます。

人それぞれ、時間軸の捉え方は違いますからね。

つまり、辞めたいなら辞めてOKです。

 

よくこの経験年数で辞めたらどこに行っても同じだよと言う人がいます。しかし、そんなことに労力使って迷っているくらいだったら、実際に転職して合う合わないを判断した方が早いです。

 

転職1つにしても貴重な経験なので、合わなかったら良い経験ができたと思って次に行けばいいだけです。

 

親への後ろめたさ

作業療法士として働く場所を変えるのではなく、作業療法士を完全に辞めようと思っている人はここがネックです。

 

普通の大学よりも多くのお金を払って大学に行かせてもらったり、奨学金を借りて大学に行った人もいるでしょう。

 

そんな中、辞めたいなんて言えないっていう人はわりと多いです。

 

でも、あなたが本当に辛くて仕方がないなら我慢する必要はありません。

 

辞めて大丈夫です。

 

我慢すればするだけあなたという人が崩壊してしまいます。

 

親だって本当に子供が苦しんでいたら理解してくれますよ。

 

Koji
Koji
こうやってみてみると、僕も含め新人の時ってみんなそれぞれ苦しんでいるんですよね。
この苦しみを乗り越える方法は人それぞれなので、乗り越える方法としてあなたが辞めたいと思ったのなら転職してOKです。
なんだ自分だけじゃないんだ、もうちょっと頑張ってみるかと思えたなら続けるのはアリです。

 

こっから下は、理由や原因、体験談も踏まえた上で作業療法士やっぱり辞めたい・今の場所から転職したい人向けに書くので、もうちょっと頑張ってみようと思った方は見なくてOKです。

それでも作業療法士(OT)を辞めたい・転職したい

早急に転職活動をしましょう。

働きながら転職活動することが望ましいです。

辞めてから転職活動を行うことをおすすめしない理由は、生活費を維持するのが大変だからです。

特に地方出身で一人暮らししている人は想像以上に生活費を維持するのが大変です。

 

なぜそんなこと言えるのかというと、僕自身が転職活動を経験していて辞めた後に転職活動をしたため生活費が目減りする恐怖を経験しているからです。

 

あなたにそんな思いはしてほしくないです。

 

働きながら転職活動を行う方法はいくつかありますが、新人の状態で働きながら転職活動を成功させる方法は1つしかないと思います。

 

結論から言うと、2〜3社の転職エージェントに登録することが近道です。

 

理由を説明していきます。

 

転職エージェントに登録する理由

方法としては、

  • 自分で探す
  • 人の紹介
  • ハローワーク
  • 転職エージェント

の4つがあるんですが、上の3つは新人業務で疲弊しているあなたが行なおうとすると余計業務ができなくなりさらに落ち込む可能性があります。

 

また業務に追われて転職活動が進まないなんてことにもなりかねません。

 

転職エージェントであれば、エージェントが案件の提案や相談に乗ってくれますので上記3つに比べると圧倒的に楽です。

 

だいたいみなさん2〜3社ほどは登録していますね。

 

Koji
Koji
転職エージェントは登録すると担当がつきます。
担当との相性もあるので複数登録しておいたほうがいいです。
他では扱っていない案件がゲットできる可能性もあります。
気に入ったエージェントとのやりとりを密に行えばOKです。

転職エージェントの活用方法を知りたいあなたは、転職の情報発信で有名なmotoさんの書籍|転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方を読むと理解が深まります。

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作業療法士(OT)におすすめの転職エージェントはどこか

『作業療法士を続けたいけど職場を変えたい場合』と『作業療法士を辞めたい場合』では、「自分で探す」「人の紹介」「ハローワーク」までは一緒ですが、利用する転職エージェントが違います。

 

作業療法士を辞めたいのにPTOT人材バンクに登録しても意味ないからです。

 

作業療法士を続けたいけど職場を変えたい場合

医療系に特化した転職サイトの利用をオススメします。

なぜなら、一般的な企業系の転職サイトでは扱っている医療系の案件数が少ないからです。

電車に乗っていて、ドアに貼ってある広告とかにIT特化の転職サイトの求人とか見たことないですか。あれと同じイメージです。

以下に紹介する転職サイトは医療系の案件も多いので、見ておくだけでもタメになります。

  • PT/OT専門の転職情報(PT/OT人材バンク)
    地域に応じて対応可能で年収500万クラスの求人も多数扱っています。
    非公開求人も多数扱っているので、まずはここに登録しておけばいいでしょう。
  • リハのお仕事
    理学療法士・作業療法士・言語聴覚士向けの転職支援サービス。施設や病院内の人間関係や評判など、求人票に書かれていない情報も充実しています。
  • PTOTキャリアナビ
    在籍コンサルタントの半数以上が介護、看護、医療分野で10年以上の経験を持ったベテラン揃い。東京都/神奈川県/千葉県/埼玉県の案件多め。該当するなら登録の価値あり。
  • マイナビコメディカル|マイナビのコメディカルバージョン
    マイナビのコメディカル用の転職サイトで理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は登録しておいて損はないです。厚労省の認可が下りている案件を扱っており、地方の方にも対応。
  • DODA|非公開求人多数
    上記2つに比べると案件は偏りがありますが、80%が非公開求人なのでエージェント登録すると非公開案件を教えてもらえます。

 

作業療法士を辞めて他業種に転職する場合

・リクルートエージェント

・マイナビエージェント

DODA

が多いですね。

 

先ほども書きましたが、転職エージェントとの相性もあるので、2〜3社は登録して、相性の良いエージェントと話を進めていくと良いと思います。

 

まだ、作業療法士を辞めるか、作業療法士を辞めないけど職場を転職する迷っている人も周囲に相談できる人がいないなら登録の価値ありです。

 

転職エージェントは登録さえすれば話を聞いてくれるので、人に話すことでわりと心が落ち着き判断が変わることもあります。

 

第3者ですから悩みを話しやすいメリットがありますし、あなたの悩みを聞いて最適な答えを導いてくれますよ

 

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