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【ゴルフ・飛球法則】新飛球と旧飛球の違い|スライスもフックも全て解決

ゴルファー
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飛球法則って何?

新飛球の法則と旧飛球の法則の違いって何?

こんなお悩みを解決します。

ゴルフをしていると、ボールが右に曲がったり、左に曲がったりして困りますよね。

では、どうしてボールは曲がるのか?

この原因がわかると100切りの壁を突破しやすくなります。

ボールが曲がる原因を理解するには、ゴルフの飛球法則を理解しなければいけません。

本記事では、ゴルフ歴16年の僕が飛球法則についてわかりやすく解説します。本記事を読めば、ボールが曲がる原因がわかり、練習場での練習の質やゴルフ場でのスコアアップにつながります。

 

この2種類の飛球法則をさっそく解説していきたいのですが、そもそも飛球の種類を知っていないと話がややこしいので飛球の種類から説明します。

飛球の種類は大丈夫というあなたは「ゴルフの飛球法則とは?」をクリックすると記事内の該当箇所に移動します。

飛球の種類|飛球法則を知る前に

飛球法則を知る前に、まず飛球の種類を覚えましょう!

飛球の種類は以下の9つがあります。

  • まっすぐ:ストレート、プルストレート、プッシュストレート
  • 右曲がり:スライス、プルスライス、プッシュスライス
  • 左曲がり:フック、プルフック、プッシュフック

 

飛球の種類|まっすぐ

  • ストレート
    文字通りまっすぐの球
  • プルストレート
    球筋はまっすぐだけど、方向が左方向
    簡単に言えば、左方向にまっすぐ飛んでいった球
  • プッシュストレート球筋はまっすぐだけど、方向が右方向
    簡単に言えば、右方向にまっすぐ飛んでいった球

飛球の種類|スライス

  • スライス
    右に曲がる球
  • プルスライス
    球筋は右に曲がり、打ち出し方向が左方向
    簡単に言えば、左方向に飛んだ球が右に曲がりながら戻ってくる
  • プッシュスライス
    球筋は右に曲がり、打ち出し方向も右方向
    簡単に言えば、右方向に飛んだ球がそのまま右に曲がっていく

 

飛球の種類|フック

  • フック
    左に曲がる球
  • プルフック
    球筋は左に曲がり、打ち出し方向も左方向
    簡単に言えば、左方向に飛んだ球がそのまま左に曲がっていく
  • プッシュフック
    球筋は左に曲がり、打ち出し方向は右方向
    簡単に言えば、右方向に飛んだ球がそのまま左方向に曲がって戻ってくる

 

文字じゃわかりづらいので画像も確認しておきましょう。

飛球の種類|画像で確認

ゴルフの飛球法則の理解に必要な9種類の飛球について説明している画像です。9種類の飛球|飛球法則を理解する前に確認

 

このように、同じスライスやフックでも打ち出し方向によって、ボールの描く球筋が変化します。

 

飛球の種類が理解できたところで、本題のゴルフの飛球法則を確認していきましょう!

 

ゴルフの飛球法則とは?

フェースの向きやスイング軌道が、打ち出したボールにどのような影響を与えるかという法則のことです。

 

このゴルフの飛球法則には2つの種類があります。

  • 旧飛球の法則
  • 新飛球の法則

ゴルフで飛球法則の話が出た時は、この2種類のことを指していると思って大丈夫です。

 

 

では、「旧飛球の法則」と「新飛球の法則」をそれぞれ確認していきましょう。

 

【ゴルフ】旧飛球の法則とは?

まずは、従来の旧飛球の法則から確認します。

飛球法則は、フェースの向きやスイング軌道が打ち出したボールにどのような影響を与えるかでしたね。

 

旧飛球の法則では、

  • スイング軌道
    →ボールの打ち出される方向を決める
  • フェースの向き
    →ボールの曲がりを決める

と言われていました。

 

ちょっとわかりにくいので、1つ例を見てみましょう。

例:打ったボールがプッシュスライスした場合の解釈|旧飛球ver

フェースが右を向いているからスライスしてしまい、インサイドアウト軌道だから右方向に出しているという解釈になります。

スライスは右回転のボールなので、フェースが右を向くことでスライス回転しやすいということですね。

しかし、この旧飛球の法則は、近年発達しているスイング解析器のおかげで間違っていることが判明しました。

 

そして、新たに誕生したのが新飛球の法則です。

 

【ゴルフ】新飛球の法則とは?

新飛球の法則とは、

  • フェースの向き
    →ボールの打ち出される方向を決める
  • クラブパス(インパクト前後のヘッドの進行方向)とフェースの向きの関係
    →ボールの曲がりを決める

と言われています。

ここでいうクラブパスは厳密には違いますがスイング軌道と同じと思ってください。

その方が理解しやすいです。

旧飛球の法則と新飛球の法則ではフェースの向きとスイング軌道が与える影響が逆ということになります。

旧飛球の法則で使用した例と同じ例を考えてみましょう。

例:打ったボールがプッシュスライスした場合の解釈|新飛球ver

フェースが右を向いているから右に打ち出してしまい、アウトサイドイン軌道だからスライスしているという解釈になります。

スライスは右回転のボールなので、アウトサイドイン軌道になることでスライス回転しやすいということですね。

 

また、旧飛球の法則と新飛球の法則の共通ワードはフェースの向きスイング軌道(≒クラブパス)です。

フェースの向きは右向いているか左向いているかなのでわかりやすいですね。

スイング軌道は聞きなれない方もいると思います。

記事のリンクを貼っておきますので、詳しくは【ゴルフ】スイング軌道のお話。図解でわかりやすく解説!を読んでみてください。

 

スイング解析器のおかげで、ゴルフの飛球法則は新飛球の法則が主流になってきています。

最近ですと、ご自身でも簡単にスイング解析できるゴルフ用具が販売されています。

実際に使ってみましたが、かなり細かいところまでデータ分析してくれるので練習の質が変わりますよ。

 

飛球法則が与える影響

ここまで、旧飛球の法則、新飛球の法則をそれぞれ確認してきました。

今までは旧飛球の法則が語られてきましたが、ハイスピードカメラ・弾道測定器の開発により新飛球の法則が認められるようになってきました。

しかし、この新飛球の法則100%ではないのです!!

なにが100%でないか?

フェース向きが打ち出し方向に与える影響が100%ではないのです。

 

新飛球の法則でフェース向きが打ち出し方向に与える影響は、

アイアン 75%

ドライバー 80%

と言われています。

残りは、クラブパスが影響を与えると言われています。

とはいうものの、7〜8割は影響しているので、ほぼ新飛球通りに事が運ぶと思っていて間違いないでしょう。

旧飛球派の前で新飛球通りにいかなくても、フェースの向きが打ち出し方向に与える影響を覚えておけば問題なしです。

 

まとめ

  1. 打球の曲がりはフェースの向きとクラブパスがずれていることを表す
  2. 新飛球の法則に従っていれば概ね間違いなし
  3. フェースの向きが打ち出し方向に与える影響は、アイアン75%、ドライバー80%

この飛球法則を知っていれば、なぜその方向にスライスやフックをするのかがわかるので、あなたのゴルフスイングの分析の時にすごく役立ちます。

インドアゴルフですと、自分のスイングをモニターしたり、マンツーマンレッスンのところだとスイング解析器を導入しているところが多いようです。

体験レッスンにいくだけでもスイングの解析ができるのでスイングの解析だけしにいくのもアリですね。

昔からゴルフをしている人はまだ旧飛球で話す人も多いのでその辺はスルーしていきましょう。

 

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