どうも、Kojiです。
今回は、気になるルールを解説したいと思います。
コースに出た時、写真のようにカップの縁の近くにボールが止まったことありませんか?

写真のような状況だと、
「マークして拾うか、でも少し待ってたら入りそうだなー。。。どうしようか」
と、考えると思います。
このような場面が、コースに行き始めると遭遇することがあります。
結論から言いますと、
“10秒以内にカップインしたならOKです。”
では、どこから10秒なのか。
プレーヤーズルールを参考にしながら、この辺を深掘りして行きます。
*今回の記事は、2019年のJGAのプレーヤーズ版を参考にしています。
ルールの確認
ボールがカップの縁に止まったときについて、規則13.3aには以下のように記載されています。
13.3a
プレーヤーの球の一部がホールのへりにせり出している場合、プレーヤーにはそのホールに歩み寄るための合理的な時間に加え、その球がホールに落ちるかどうかを確かめるためにさらに10秒間待つことが認められている。引用元:ゴルフ規則プレーヤーズ版 2019年1月施行
簡単に解説
上記のルールが確認できれば、いつから10秒カウントするか明確ですね。
“歩み寄るための合理的な時間に加え、さらに10秒待つことができる”
つまり、
“ボールに近づいてから、10秒待っていですよー。”
ってことです。
なので、冒頭の質問を振り返ると、どこから10秒なのか?の答えは“ボールに近づいてから”になるわけです。
しかし、ここで注意すべきことがあります!
このボールに近づく行為。
この行為について少し考えてみましょう!
もう一度ルールをおさらいします。
ルールは、
“歩み寄るための合理的な時間に加え、さらに10秒待つことができる”
でしたよね。
更に、細かく見てみると、
“歩み寄るための合理的な時間”
ここが引っかかります。
要するに、“歩み寄る時間は合理的な時間でお願いしますね。”と言っているわけです。
これが、いわゆる合理的な時間じゃないとどうなるか。
規則5.6aにある“プレーの不当の遅延”にあたる恐れがあります。
規則5.6a
プレーヤーはホールのプレー中、またはホールとホールの間のいずれでもプレーを不当に遅らせてはいけません。
罰:
・最初の違反:1罰打
・2回目の違反:一般の罰
・3回目の違反:失格
プレーヤーがホールとホールの間でプレーを不当に送らせた場合、罰は次のホールに適用。引用元:ゴルフ規則プレーヤーズ版 2019年1月施行
となっています。
一般的なアマチュアゴルファーにはあまり関係のない話ですが、競技ゴルファーにとっては致命的です。
なんせ、失格という重い処置をされてしまうのですから。
それだけ、遅延行為というのはゴルフでは周りに迷惑がかかるということです。
なので、もしもカップの縁にボールが止まっているときは、“すみやかに”近づき10秒待ちましょう!
ストロークの数え方
最後にストロークの数え方です。
最終的に何打でホールアウトできたかを考えていきます。
パターンは2つあると思います。
パターン① 10秒以内でカップインした場合
パターン② 10秒たってからパターで打つ前にカップインした場合
では、順を追って解説していきます。
パターン① 10秒以内でカップインした場合
この場合は、10秒以内でカップインしたので最後に打った打数がそのホールでの打数となります。
たとえば、
Par4のホールで、3打目に打った球がカップの縁にとまり10秒以内にカップインした。
最後に打った打数になるので、このPar4は3打でホールアウトしたことになり「バーディー」となります。
パターン② 10秒たってからパターで打つ前にカップインした場合
この場合は、10秒たってしまっているのでパターで打つ前にカップインしても最後に打った打数に1打を足さなければいけません。
イメージとしては、本来パターで打つ予定だった分を足す感じですね。
たとえば、
Par4のホールで、3打目に打った球がカップの縁にとまり10秒たってもにカップインしなかった。
パターで打とうと準備を始めたがその間にカップインしてしまった。
最後に打った打数に1打足さなければいけないので、このPar4は4打でホールアウトしたことになり「パー」となります。
まとめ
今回のルールで覚えておきたい重要なことは、
- 10秒たったか、たたなかったか
- 合理的な時間でボールに近づいたか、近づいていないか
の2つにつきると思います。
スロープレーにならないように楽しくゴルフをして行きましょう!
